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2020年02月19日
柔道整復師国家試験対策テーマは「脈管!」
朝日医療柔道整復学科3年生の皆さん、国家試験対策テーマは「脈管」です。
スキマ時間がある人はやってください。
スキマ時間がない人はやらない(^^)
脈管1 血液の循環は肺(小)循環と体(大)循環にに分けられる.
○
脈管2 肺動脈には鮮紅色の動脈血が流れる.
× 肺動脈には静脈血が流れます.
脈管3 肺循環の経路は右心室→肺静脈→肺→肺動脈→右心房である.
×
脈管4 血管は内膜・中膜・外膜で構成されている。
○
脈管5 血管の内膜は単層扁平上皮である。
○ 中膜は平滑筋、外膜は結合組織で構成れている。
脈管6 動脈は静脈に比べ外膜が発達している。
× 動脈は静脈に比べて中膜(平滑筋)が発達している。
脈管7 毛細血管には平滑筋が発達している。
× 毛細血管には平滑筋が欠如している。
脈管8 毛細血管は血液と組織との物質交換の場所である.
○
脈管9 吻合とは毛細血管を通らない血管と血管のつながりである.
○
脈管10 動脈には多数の弁が存在する.
× 多数の弁が存在するのは静脈
脈管11 心筋は多核細胞である.
× 心筋・平滑筋は単核細胞である.骨格筋が多核細胞である.
脈管12 心筋には横紋構造を認める.
○ 横紋構造を認めるのは心筋・骨格筋である.平滑筋は横紋構造を認めない
脈管13 心臓の筋は特殊心筋が大部分を占める.
× 心臓の筋の大部分は固有心筋が占める.洞房結節で発生した刺激を左心室に伝えるのが特殊心筋である.
脈管14 心房と心室の境は線維輪によって分離され固有心筋どうしの連絡はない.
○ 心房と心室は線維輪によって隔てられており固有心筋どうしの連絡はない.そのために特殊心筋が存在し,右心房で発生した興奮を心室に伝える.
脈管15 特殊心筋は固有心筋より興奮の伝導速度が速い.
○
脈管16 心筋全体は連絡橋によりあたかも一つの細胞のような動きができる.
○ 心筋全体は連絡橋(ギャップジャンクション)により興奮が隣接する心筋に伝わる,このために心臓はあたかも1つの細胞のように働き機能的合胞体と呼ばれる.
脈管17 心筋は右室のほうが厚い。
×
脈管18 心臓は縦隔に存在する.
○
脈管19 心臓の下端を心底という.
× 心尖
脈管20 心房と心室の境にある溝を室間溝という.
× 心房と心室の間にある冠状に走行する溝を冠状溝という.
脈管21 心臓は交感神経のみの支配を受ける.
× 心臓は交感神経と副交感神経の2重支配を受ける.
脈管22 心筋を栄養した後の静脈血は冠状静脈洞へ集まる.
○ 冠状静脈洞は右心房へ開口する.「下大静脈開口ぶ付近」
脈管23 冠状動脈は心臓の栄養血管である.
○ 冠状動脈は上行大動脈の起始部より左右の冠状動脈としてでる.
脈管24 冠状動脈は大動脈弓より枝分かれする.
× 左右の冠状動脈は上行大動脈の起始部より出る.
脈管25 左冠状動脈は後室間枝となる。
× 冠状動脈は左右の冠状動脈となり、左冠状動脈は前質間枝と回旋動脈に分枝し、右冠状動脈は後室間枝となる。
脈管26 心筋を栄養した静脈血は冠状静脈洞に集まり上大静脈に注ぐ.
× 右心房に注ぎます.
脈管27 心臓の房室弁の先端からでて乳頭筋に停止する線維を腱索という.
○
脈管28 心臓には房室弁(2つ)と静脈弁(2つ)がある.
× 動脈弁
脈管29 僧帽弁は2尖弁とも呼ばれる.
○ 僧帽弁は左房室弁であり,僧帽弁や2尖弁などとも呼ばれる.右房室弁は3尖弁とも呼ばれる.
脈管30 房室弁は右房室弁と左房室弁である.
○
脈管31 僧帽弁は右房室弁のことである.
× 僧帽弁は左房室弁(二尖弁とも呼ばれる)右房室弁は三尖弁,あと動脈弁は大動脈弁と肺動脈弁とに分かれる.
脈管32 腱索が存在するのは僧帽弁と三尖弁である.
○ 肺動脈弁と大動脈弁には存在しない.
脈管33 腱索と乳頭筋は動脈弁の反転防止装置である.
× 動脈弁にあるのは半月弁であり,腱索や乳頭筋は存在しない.房室弁に腱索・乳頭筋が付着し弁の反転を防止している.
脈管34 腱索は直接心筋壁に停止する.
× 乳頭筋を介して心筋壁へ停止する.
脈管35 肺動脈弁・大動脈弁はそれぞれ2枚の半月弁で構成される.
× 3枚の半月弁で作られている.
脈管36 心臓の拍動は房室結節より生じる.
× 心臓の拍動は洞房結節より生じる.
脈管37 房室結節は田原結節とも呼ばれる.
○ ちなみに洞房結節はキースフラック結節とも呼ばれる.
脈管38 洞房結節はキースフラック結節とも呼ばれる.
○
脈管39 洞房結節はペースメーカとも呼ばれる.
○
脈管40 心室への興奮の伝導は洞房結節→房室結節→ヒス束→プルキンエ線維→右脚・左脚である.
×プルキンエ線維と右脚・左脚が逆である.
脈管41 血液の循環は肺(小)循環と体(大)循環にに分けられる.
○
脈管42 伴行静脈とは動脈と並んで走行する静脈のことである.
○ 動脈と並行して走ることで動脈の圧を受け取る.ちなみに皮静脈は動脈に伴行しない.
脈管43 細動脈は容量血管である.
× 大動脈:弾性血管,細動脈:抵抗血管,毛細血管:交換血管,静脈:容量血管,と呼ばれる.
脈管44 大動脈弓から出る血管は腕頭動脈,左鎖骨下動動脈,左総頚動脈である.
○
脈管45 腕頭動脈からは右鎖骨下動脈と右内頚動脈,右外頚動脈が枝分かれする.
× 腕頭動脈からは鎖骨下動脈と総頚動脈が枝分かれする.
脈管46 外頚動脈は椎骨動脈とともに脳の栄養を養う.
× 外頚動脈は顔面や前頚部の栄養を養う.
脈管47 内頚動脈は脳の主要な栄養血管である.
〇 脳の栄養血管は内頚動脈と椎骨動脈である.
脈管48 外頚動脈から出る枝は,上甲状腺動脈,舌動脈,顔面動脈,浅側頭動脈,顎動脈である.
○ 饒舌な顔した専務(浅ム)が顎をふる.と覚えてください.
脈管49 顎動脈(外頚動脈の枝)からは硬膜を栄誉する中硬膜動脈が出る.
○ 中硬膜動脈は蝶形骨の棘孔を通過し硬膜に達する.
脈管50 頚椎の横突孔を通る血管は椎骨動脈である.
○ 第6頚椎以上の横突孔を通過する.
脈管51 椎骨動脈は総頚動脈から出る枝である.
× 椎骨動脈は鎖骨下動脈からの枝である.
脈管52 内頚動脈からは前大脳動脈,中大脳動脈,後大脳動脈と眼動脈が枝を出す.
× 後大脳動脈は左右の椎骨動脈が1本の脳底動脈となり,脳底動脈から1対の後大脳動脈が枝を出す.
脈管53 眼動脈は眼球,外眼筋などを栄養する.
○ 眼動脈は内頚動脈からの枝で,上眼窩裂(蝶形骨)を通り眼窩へ入る.そして眼球(網膜中心動脈など),眼筋,前頭部の皮膚などを栄養する.(脳内から眼窩さらには前頭部に出て行くので興味深い,さらに脳内の血管の状態を網膜を通して観察出来るので臨床上重要である.)
脈管54 総頚動脈は左右ともに鎖骨下動脈から出る.
× 左総頚動脈は大動脈弓から,右総頚動脈は腕頭動脈から出る.
脈管55 鎖骨下動脈からは椎骨動脈,内胸動脈,甲状頚動脈,肋間動脈が枝を出す.
× "ツナコロッケと覚えよう.鎖骨下動脈からは椎骨動脈,内胸動脈,甲状頚動脈,肋頚動脈が枝を出す."
脈管56 鎖骨下動脈は第1肋骨外縁付近で上腕動脈と名をかえる.
× 腋窩動脈と名前をかえる.さらに腋窩動脈は大胸筋停止部付近で上腕動脈と名をかえる.
脈管57 上腕動脈は肘窩で橈骨動脈と尺骨動脈に枝分かれする.
○
脈管58 後大脳動脈は内頚動脈から出る枝である.
× 後大脳動脈は左右の椎骨動脈が一本の脳底動脈となり,さらに脳底動脈から一対の後大脳動脈がでる.
脈管59 大脳動脈輪(ウイリスの動脈輪)は内頚動脈と外頚動脈で作られる.
× 内頚動脈と椎骨動脈で作られる.
脈管60 胸大動脈が横隔膜の大動脈裂孔を貫くと総腸骨動脈と名前を変える.
× 腹大動脈と名を変え,続いて総腸骨動脈となる.
脈管61 肋間動脈は胸大動脈から出る枝である.
○
脈管62 肋間動脈は全ての肋間隙を通る.
× 第1,第2肋間隙は肋頚動脈(鎖骨下動脈の枝)の枝の最上肋間動脈が通り栄養する.それ以下の肋間隙は肋間動脈が通る.
脈管63 気管支動脈は鎖骨下動脈から出る枝である.
× 胸大動脈である.
脈管64 鎖骨下動脈からは椎骨動脈,内胸動脈,甲状頚動脈,肋間動脈が出る.
× 鎖骨下動脈から出る枝はツ・ナ・コ・ロッケと覚える.椎骨動脈(ツ),内胸動脈(ナ),甲状頚動脈(コ),肋頚動脈(ロッケ)と覚える.-
脈管65 腹大動脈から出る臓側枝は腹腔動脈,上腸間膜動脈,腎動脈,精巣(卵巣)動脈,下腸間膜動脈である.
○ "ちなみに近位から左記の順に枝を出している.
腹上死は人生の夢でした.(腹・上・死は人・生・の夢で・した."
脈管66 腰動脈・下横隔膜動脈は腹大動脈の壁側枝である.
○ ちなみに胸大動脈の壁側枝は肋間動脈と上雄横隔膜動脈である.
脈管67 上腸間膜動脈は下行結腸,S状結腸,直腸上部の栄養を司る.
× 左記の部分の栄養を司るのは下腸間膜動脈である.上腸間膜動脈は胃,十二指腸、小腸(空腸・回腸),上行結腸,横行結腸と膵臓)の栄養を司る.
脈管68 腎臓を栄養する腎動脈は腎門より腎臓に入る.
○
脈管69 腹腔動脈・上腸間膜動脈・下腸間膜動脈は左右一対である.
× 腎動脈・精巣動脈(卵巣動脈)が左右一対で,腹腔動脈・上腸間膜動脈・下腸間膜動脈はい本である.
脈管70 直腸の中・下部は下腸間膜動脈から栄養を受ける.
× これは覚えておいてほしい.直腸上部は下腸間膜動脈からの栄養であり,中部・下部は内腸骨動脈(中直腸動脈・内陰部動脈)からの栄養である.また,これらの静脈血も前者は門脈系を通り,後者はない腸骨静脈をとおる.
脈管71 閉鎖動脈・上殿動脈・下殿動脈は内腸骨動脈の壁側枝である.
○ 閉鎖動脈⇒閉鎖管,上殿動脈⇒大坐骨孔(梨状筋上孔),下殿動脈⇒大坐骨孔(梨状筋下孔)を通過する.
脈管72 大腿動脈は鼡径靭帯の下面の筋裂孔を通過する.
× 筋裂孔は腸腰筋と大腿神経,血管裂孔は大腿動脈・静脈が通過.
脈管73 腕頭静脈は右にのみ存在する.
× 腕頭動脈は右にだけ存在するが腕頭静脈は左右に存在する.
脈管74 内頚静脈と鎖骨下静脈が合流する部分を静脈角という.
○ この静脈角からリンパが静脈に流入する。左静脈角には胸管,右静脈角には右リンパ本幹が流入する。
脈管75 左右の腕頭静脈が合流し上大静脈を形成する.
○
脈管76 門脈を通った血液は心臓をでて心臓に戻るまでに3回毛細血管を通過する.
× 門脈を通る血液は2度毛細血管を通過する.
脈管77 腎静脈は下大静脈に入る.
○ 門脈を通らない静脈として必ず覚えておく.そのほか肝静脈なども.
脈管78 肝静脈,腎静脈の血液は門脈を通過する.
× 門脈は胃,腸,脾臓,胆嚢の静脈血を集める.
脈管79 下腸間膜静脈を通る静脈血は門脈を通らない.
× 門脈を通らない静脈に腎静脈,肝静脈,精巣(卵巣)静脈,副腎静脈などがある.
脈管80 奇静脈は左右に存在する.
× 奇静脈は右に存在する.左に存在するのは半奇静脈である.
脈管81 奇静脈は下大静脈と上大静脈を結ぶ大きな側副血行路である.
○
脈管82 奇静脈は肋間静脈を受ける.
○
脈管83 奇静脈は腕頭静脈に注ぐ.
× 奇静脈は上大静脈に注ぐ.
脈管84 奇静脈には右の肋間静脈が注ぐ.
○
脈管85 半奇静脈は右側に存在する.
× 左側に存在します.
脈管86 半奇静脈の上方は副半奇静脈と呼ばれ腕頭静脈へ注ぐ.
○
脈管87 下肢の皮静脈に大伏在静脈と小伏在静脈がある.
○ 大伏在静脈は下肢の内側,小伏在静脈は下肢の外側を走行し,前者は伏在裂孔から大腿静脈,後者は膝窩から膝窩静脈へ流入する.
脈管88 胎児の静脈血は臍静脈から胎盤に入る.
× 胎児の内腸骨動脈から臍動脈として胎盤に入る.
脈管89 胎盤から胎児に動脈血を送るのは臍動脈である.
× 臍静脈である.
脈管90 胎児期に存在する臍静脈は下大静脈(あるいは肝静脈)と門脈に注ぐ2つの枝に別れるが門脈に注ぐ枝をアランチウス管という.
× 下大静脈に注ぐ枝をアランチウス管という.
脈管91 胎児循環において肺動脈から大動脈弓につなぐ血管をアランチウス管という.
× ボタロー管(動脈管)といいます.
脈管92 胎児循環において心房中隔に存在する孔を卵円孔という.
○
脈管93 卵円孔の機能は左心房の血液を右心房へ流す働きがある.
× 右心房の血液を左心房へ流します.(主に下大静脈からの血液が流れる)
脈管94 胎児期にある卵円孔は生後閉鎖して卵円窩となる.
○
脈管95 アランチウス管(静脈管)は生後閉鎖すると肝円索となる.
× アランチウス管は別名「静脈管」とよばれ,生後閉鎖すると静脈管索となる.また,臍動脈は臍動脈管索となる.
脈管96 胎児期にある臍静脈は生後閉鎖して肝円索となる.
○
脈管97 胎児期に存在するボタロー管(動脈管)は肺静脈を通る血液を大動脈弓へ流す.
× 肺動脈を通る血液を大動脈弓へ流す.
脈管98 胎児期に存在する卵円孔は生後閉鎖すると卵円窩という.
○
脈管99 ボタロー管は生後閉鎖すると動脈管索となる.
○ ボタロー管は動脈管ともよばれ,生後閉鎖すると動脈管索となる.
脈管100 リンパ管には多数の弁が存在する。
○ リンパ管の圧はとても低いので弁が発達している。
脈管101 右リンパ本管と胸管が合流して乳ビ槽ができる。
× 腸リンパ本幹と左右の腰リンパ本幹が合流して乳ビ槽を構成する。
脈管102 胸管は右上半身のリンパが集まる.
× 胸管は左上半身と下半身のリンパが集まる.右リンパ本幹には右上半身のリンパが集まる.
脈管103 リンパ液は最終的に右リンパ本幹と左リンパ本幹に集まり静脈系に流入する.
× 全身のリンパ液は最終的に右リンパ本幹と胸管に集まって静脈系に流入する.そして右リンパ本幹には右上半身,胸管には左上半身と下半身のリンパが集まる.
脈管104 リンパ管は消化管から吸収した脂肪の運搬という働きもある.
○
脈管105 リンパ節はリンパ管の途中に存在する。
○ リンパ節はろ過装置の機能をもち、リンパ球を産生して防御機能も持つ。
脈管106 右リンパ本幹は右静脈角へ注ぐ.
○ 胸管は左の静脈角へ注ぐ.
脈管107 ウィルヒョウのリンパ節転移は右リンパ本幹を転位経路とする.
× 胸管を転位経路としています.よって左静脈角リンパ節に転位します.
脈管108 脾臓は右側に存在する.
× 脾臓は左側に存在します.
脈管109 古い赤血球は脾臓の白脾髄の中で貪食される.
× 赤血球が貪食されるのは赤脾髄である.白脾臓はリンパの集まりである.
脈管110 白脾臓ではリンパ球を盛んに産生している。
○
脈管111 脾臓には赤血球を破壊する働きがある.
○
脈管112 脾臓の赤脾髄はリンパ小節が集まり作られている.
× リンパ小節の集まりは白脾髄である.