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2020年02月19日
柔道整復師国家試験対策テーマは「神経系」
お疲れ様(^^)/
赤磐市の大村接骨院の大村です。
国家試験が近くなりましたね。
無理せずに、スキマ時間を見つけたら解いてみてください。
スキマ時間がなかったらやらない!
神経1 脊髄神経は31対である。
○ 頚神経8対、胸神経12対、腰神経5対、仙骨神経5対、尾骨神経1対
神経2 脳神経は中枢神経系である。
× 脳神経は脳底部を出入りするが、末梢神経系である。
神経3 交感神経の節前細胞は脳幹と仙髄に存在する。
× "交感神経の節前細胞は前胸髄(側角)と上部腰髄(側角)である。
副交感神経の節前細胞は脳幹と仙髄(側角)に存在する。"
神経4 自律神経は通常、節前ニューロンと節後ニューロンで目的の器官に到達する。
○ 例外的に副腎髄質のみは節前ニューロンのみで到達する。
神経5 汗腺や立毛筋は交感神経のみに支配される。
○ その他、大部分の血管、腎臓、副腎髄質、瞳孔散大筋が支配される。
神経6 唾液腺は副交感神経のみに支配される。
× 副交感神経のみに支配されるのは瞳孔括約筋である。唾液腺は2重神経支配されているが拮抗支配されておらず、交感・副交感ともに促進的に働く。
神経7 樹状突起は細胞体から複数出る.
○
神経8 軸索は細胞体から通常は1本しか出ない。
○ 途中から側枝などは出すが、細胞体からは通常1本しか出ない。
神経9 軸索は興奮を受容する.
× 軸索は興奮を受容するのではなく,興奮を他の神経細胞へ伝える.
神経10 有髄線維の軸索には髄鞘が取り巻いている。
○ 末梢神経ではシュワン細胞(髄鞘形成)や外套細胞(物質の輸送)、中枢神経では星状膠細胞(アストロサイト:物質の輸送)、希突起膠細胞(オリゴデンドロサイト:髄鞘形成)、小膠細胞(アストロサイト:貪食作用)がある。
神経11 中枢神経の軸索を包む髄鞘はシュワン細胞より作られる.
× 中枢神経はグリア細胞,末梢神経はシュワン細胞である.
神経12 髄鞘と髄鞘の間のくびれをランビエの絞輪という。
○ 隣接するランビエの絞輪へ跳躍電導がおこる。
神経13 中枢神経系において細胞体の集まったところを白質と呼ぶ.
× 細胞体の集まりが灰白質で.神経線維の集まりが白質である.
神経14 脳や脊髄を包む膜には軟膜、クモ膜、硬膜である。
○
神経15 脳脊髄液は硬膜とくも膜の間を流れる。
× 脳脊髄液はくも膜下腔(軟膜とくも膜の間を流れる。)
神経16 脳脊髄液は脳室や脊髄の中心管も流れる。
○ 脳脊髄液はくも膜下腔、脳室、中心管を流れる。
神経17 脳髄液は脈絡叢で分泌される.
○ 脳脊髄液は脈絡叢で産生され、くも膜顆粒から硬膜静脈洞へ吸収される。
神経18 脳脊髄液はクモ膜顆粒を介して硬膜静脈洞へ吸収される.
○
神経19 脈絡叢はくも膜下腔に存在する。
× 脳脊髄液を産生する脈絡叢は、側脳室、第3脳室、第4脳室に存在する。
神経20 脳室とくも膜下腔の交通は側脳室でされている。
× 第4脳室の正中口と外側口
神経21 脳室はクモ膜下腔と交通している.
○ 第4脳室の正中口(マジャンディ孔)と外側口(ルシュカ孔)で交通する.
神経22 側脳室と第3脳室の連絡は中脳水道が行っている。
× 側脳室と第3脳室は室間孔(モンロー孔)で連絡され、第3脳室と第4脳室は中脳水道でつながっている。
神経23 第4脳室は下方で脊柱管に連なる.
○
神経24 間脳の間にあるのは第4脳室である.
× 第3脳室である。側脳室は左右の大脳に存在する。
神経25 脳は内側から軟膜,クモ膜,外膜の順で覆われている.
× 脳は軟膜,クモ膜,硬膜の順で覆われている.
神経26 小脳テントは小脳の下面に入り込んだ硬膜のことである。
× 小脳テントは大脳後頭葉と小脳の間に入り込んだ硬膜のことである。
神経27 大脳縦裂は大脳を左右の大脳半球に分ける.
○
神経28 中心溝より後方は体性感覚野が存在する。
○ 中心溝の後ろを中心後回といい体性感覚野が存在する。一方、中心溝より前方を中心前回と言い運動野が存在する。
神経29 大脳基底核は大脳皮質に存在する。
× 大脳基底核は大脳髄質の深部に存在する。ちなみに髄質は神経線維の集合である。
神経30 ブローカー中枢は側頭葉に存在する。
× ブローカー中枢は運動性言語中枢と呼ばれ前頭葉に存在する.
神経31 体性感覚野は頭頂葉に存在する.
○ 頭頂葉の中心後回に存在する.
神経32 味覚野は側頭葉に存在する.
× 味覚野は頭頂葉に存在する.
神経33 聴覚野は頭頂葉に存在する.
× 聴覚野は側頭葉に存在する.
神経34 嗅覚野は頭頂葉に存在する.
× 側頭葉に存在する.
神経35 一次視覚やは鳥距溝を挟む脳回に存在する。
○ 一次視覚野は後頭葉に存在し、鳥距溝を挟む脳回にある。
神経36 脳粱は左右の大脳半球を結ぶ交連線維である.
○
神経37 海馬や扁桃体は間脳に存在する.
× 海馬や扁桃体は大脳辺縁系に存在する.
神経38 大脳基底核(大脳核)には尾状核、被殻,淡蒼球などがある.
○
神経39 視床と視床下部を併せて間脳と呼ぶ.
○
神経40 嗅覚の伝導路は視床を通る.
× 全ての感覚は視床に至り視床でニューロンを代えて大脳皮質に向かうが嗅覚だけは視床を通らない.
神経41 視床はすべての感覚の伝導路である。
× 嗅覚以外の感覚の伝導路である。
神経42 外側膝状体や内側膝状体は中脳に存在する.
× 視床の後方部に存在する.
神経43 外側膝状体は聴覚の伝導路である。
× 視覚の中継核である。ちなみに聴覚は内側膝状体であるる。ゴロ:市街町内
神経44 中脳の四丘体の上丘は聴覚、下丘は視覚に関与する。
× 上丘が視覚、下丘が聴覚である。ゴロ:上司課長
神経45 中脳には赤核や黒質が存在する.
○ 錐体外路系の神経核
神経46 錐体路は中脳の大脳脚を下降する。
○ 錐体路の一部である。大脳脚は内包に続く。
神経47 オリーブ核は橋に存在する.
× オリーブ核は延髄に存在する.
神経48 錐体交叉は橋に存在する.
× 錐体交叉は延髄の下端に存在す.
神経49 錐体交叉では錐体路の線維の約85%が反対側へ交叉する。
○ 約85%と大部分が交叉するが、すべてではない。
神経50 錐体交叉で交叉しなかた線維は前皮質脊髄路を下降する。
○ 交叉した線維は外側皮質脊髄路を下降する。
神経51 錐体路は内包⇒錐体交叉⇒大脳脚の順である.
× 錐体路は内包⇒大脳脚⇒膵体交叉
神経52 識別性の触圧覚は下部胸髄以下のものは楔状束を通過する。
× 薄側覚を通過する。上部胸髄以上のものは楔状束覚を通過する。
神経53 温痛覚は後角でニューロンを換え、外側皮質脊髄路を通る。
× 外側皮質脊髄路は錐体路の下行路である。温痛覚は外側脊髄視床路を上行する。
神経54 左右の小脳半球を結ぶのは小脳虫部である.
○
神経55 脊髄円錐は第3-4腰椎レベルで終わり馬尾神経となる.
× 脊髄円錐は腰椎の第1-2レベルで終わる.
神経56 脊髄には頚髄部に一箇所の膨大部が存在する.
× 脊髄には頚髄部と腰髄部の2箇所に膨大部が存在し,それぞれ頸膨大,腰膨大と呼ばれる.
神経57 前根には遠心性線維がとおり,後根には求心性線維がとおる.
○ 遠心性線維とは運動神経と自律神経のことであり,求心性線維とは感覚神経のことをさしている.ベルマジャンディーの法則
神経58 脊髄神経節は前根に存在する.
× 脊髄神経節は後根に存在する.
神経59 脊髄の横断面において中心部のH字形の部分は白質である.
× 中心部のH字形の部分は灰白質である.その周囲が白質である.
神経60 脊髄において自律神経の細胞体が存在するのは後角である.
× 自律神経の細胞体が存在するのは側角である.
神経61 交感神経の細胞体が存在するのは第1胸髄から第2腰髄である.
○ 同部位の側角に存在する.
神経62 副交感神経の細胞体が存在するのは脳幹と第2-4仙髄である.
○ 第2-4仙髄の側角に存在する.
神経63 脊髄の白質の部分は前索・後索の2つの部分に分けられる.
× 前索・側索・後索に分けられる.
神経64 "脳神経のうち副交感線維が混入するものは動眼神経,顔面神経,迷走神経,副神経の4つである.
× 副交感神経が混入するものは動眼神経Ⅲ,顔面神経Ⅶ,舌咽神経Ⅸ,迷走神経Ⅹの4つである.港区(みなとく3・7・10・9)と覚えよう!
神経65 脳神経のうち視神経,嗅神経,舌下神経は感覚線維のみである.
× 舌下神経は運動神経のみである.視神経,嗅神経,内耳神経が正しい.
神経66 耳下腺に入る副交感神経繊維を含むものは舌咽神経である.
○ 顎下線,舌下腺は顔面神経である.
神経67 (外眼筋について)下斜筋は滑車神経に支配される.
× 滑車神経は上斜筋を支配する.
神経68 "(外眼筋について)内側直筋は外転神経に支配される.
ヒント:外眼筋を支配しているのは動眼神経(4),滑車神経(1),外転神経(1)"
× 外転神経に支配されるのは外側直筋である.
神経69 瞳孔括約筋(や毛様体筋)は動眼神経に混入する副交感線維に支配される.
○ これは絶対覚えておこう!瞳孔括約筋は副交感にのみ支配されている.ちなみに瞳孔散大筋は交感神経にのみ支配される.
神経70 涙腺は動眼神経に混入する副交感神経によって支配される.
× 涙腺は顔面神経に混入する副交感神経にのみ支配されている.
神経71 顔面神経は下の後ろ1/3の味覚を支配する.
× 前2/3の味覚を支配する.
神経72 発声をおこなう喉頭筋を支配するのは舌咽神経である.
× 迷走神経の反回神経である.だから反回神経麻痺で嗄声がおこる.
神経73 迷走神経は骨盤内臓も含め全ての内臓に分布する.
× 結腸下半と骨盤内臓には分布しない.この部分は仙骨部の副交感神経から分布する.
神経74 横隔膜を支配する横隔神経は迷走神経より枝分かれする.
× 横隔神経は頚神経叢よりでる.
神経75 神経叢はすべて脊髄神経後枝で構成される。
× 神経叢はすべて脊髄神経前枝で構成される。
神経76 頸神経叢はC1~C4神経根で構成される。
○
神経77 胸神経には神経叢は存在しない。
○ T1は腕神経叢に、T12は腰神経叢に入るが胸神経は神経叢を構成しない。
神経78 腕神経叢はC3-C8で構成される。
× 腕神経叢はC5-T1神経根で構成される。
神経79 腰神経叢はL1~L4神経根で作られる。
× T12-L4神経根で作られる。
神経80 仙骨神経叢はL4-S3で作られる。
○
神経81 肩甲上神経は頚神経叢からでる.
× 皆さんが今までに習った上肢帯に関わる神経はすべて腕神経叢からでます.
神経82 坐骨神経は腰神経叢よりでる.
○ 仙骨神経叢である.その他,上殿神経,下殿神経などが仙骨神経叢からでる.
神経83 大腿神経は腰神経叢よりでる.
○
神経84 閉鎖神経は仙骨神経叢よりでる.
× 腰神経叢よりでる.