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2019年02月28日
最終講義の解説（朝日医療大学校3年生へ）
朝日医療大学校柔道整復学科3年生の皆さんへ
こんばんは大村接骨院の大村です。
昨日は私の最終講義に出席してくださりありがとうございました。
皆さんに1年生と3年生で講義できたこととても嬉しく思います。
皆さんには出来る限りのことは伝えたつもりです。
3/3は思う存分、力を発揮してください。
では、やり残し部分です。
さらっと流して読んでください。8分かな、、、
問題３１ e
以下、憲法第25条です。一度読んでおこう。
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
問題３２ e
クリニカルパスは、治療や検査にあたってどのような経過をとるのか、治療内容や順序を示したスケジュール表のことである。
医療サービスは多職種間の連携が不可欠である。
クリニカルパスは、医療の介入内容を一元化することでチーム医療の実現、医療の質の向上を図ろうとするもの。
問題３３ be
横隔膜は自律神経にも支配され、随意でも付随でも調節される。
問題３４ ｃ
図から錐体路の障害による片麻痺が予想される。よって足クローヌス、膝クローヌス、腱反射亢進、病的反射などが出現する。
筋緊張低下は小脳失調や末梢神経障害。
腱反射減弱は末梢神経障害。
ちなみにアステリキシスは羽ばたき振戦のこと
問題３５ d
CTは急性の脳出血に有用である。
問題３６ ｃ
患者に共感する態度である。
キーワードは「共感」
問題３７ a
外側型（圧迫型）の野球肘。
つまり病態は離断性骨軟骨炎である。
問題３８ abc
血糖を上昇させるホルモンは
グルカゴン
コルチゾール（グルコ（糖質）コルチコイド）
成長ホルモン
カテコールアミン（アドレナリン、ノルアド）
ゴロはグリ・コ・製・菓
問題３９ e
デュピュイトラン硬縮ですね。
文章中の感覚障害なく握力低下もない、から神経麻痺は除外します。
問題４０ a
免疫は、NK細胞のような「自然免疫系」と、T細胞やB細胞のような「獲得免疫系」の協働連携によって成り立っています。
NK細胞がする自然免疫はウイルス感染した細胞や異常に腫瘍化した細胞などを破壊します。
問題４１ ab
典型的な50肩による可動域制限。
70度以上の挙上が出来ないので整髪できません。
伸展20度、内旋40度しかできないので結帯（エプロンのひもを後ろで結ぶ）動作ができません。
問題４２ d
ギプス外しても減圧できず激しい痛み。
→筋膜切開しかないですね
問題４３ ｄ
一般常識的な問題かな。
問題４４ ac
【1次予防】
病気になる前の人が対象
健康増進を目指し、病気の発生や事故を未然に防ぐ。
健康教室、予防接種、生活習慣の改善、マスク着用
【２次予防】
病気になった人を早く発見、早く治療
がん検診、歯科検診、結核検診、新生児マススクリーニング（先天性の疾患を見つける）
保険指導、、人間ドック
【3次予防】
悪化・再発の防止と社会復帰
残っている機能を回復させ、より快適な生活や社会復帰が目的
問題４５ d
眼窩を構成する骨のゴロ
【眼の前で今日、工場長涙し】
眼の：眼窩を構成する
前：前頭骨
今日：頬骨
工：口蓋骨
場：上顎骨
長：蝶形骨
涙：涙骨
し：篩骨
問題４６ e
温痛覚の伝導路について
自由神経終末で受容した温痛刺激は1次ニューロンを上行し、脊髄光覚で２次ニューロンへシナプスする。2次ニューロンはすぐ脊髄内で反対側へ交叉し、脊髄の前側索を上行し視床で3次ニューロンへシナプスし体性感覚野へ投射する。
問題４７ ac
関節軟骨の構成組織は、、、
プロテオグリカン（コンドロイチン+ヒアルロン酸）
コラーゲン
軟骨細胞
グルコサミン
水分
問題４８ d
膵臓癌は恐ろしく予後が悪いですね。
5年生存率はステージⅠで40％ぐらい
ステージ２で20％ぐらい
ステージ4だと2％
数値は覚える必要ないです。
問題４９ a
貧血になると頻脈になります。
先日、高校陸上部の男の子が貧血が見つかって治療しています。（陸上長距離の子は貧血注意が必要ですね、踵への衝撃で赤血球が破壊され貧血になりやすいです）
以上、(^^)
お疲れ様でした。
後は任せたぞ！
